トラネキサム酸の効果とおすすめスキンケア5選!美白を目指す人に向いている理由とは

トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑えつつ炎症を鎮めることで、シミ・そばかす・くすみを防ぐ働きがあります。

美白ケアの成分としてよく見かけますが、実際にどんな人に向くのかや、どの程度の変化を感じられるのか、正しい知識をもっていないと、肌悩みに合った効果を感じにくいことがあります。
また、トラネキサム酸が入っていればどれでも同じ効果があるというわけではなく、化粧品選びにもチェックしたいポイントがあります。

トラネキサム酸のもつ美白をはじめとする効果や使い方、さらに、トラネキサム酸配合のスキンケアアイテムの選び方・おすすめ商品をまとめました。
いまの自分の肌悩みに必要なケアができるかをチェックし、透明感のある肌を手に入れるための最適なアイテムを見つけてください。

※ここでの「美白」とは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐことを指します。

トラネキサム酸とは?その成分について解説!

トラネキサム酸の特徴

トラネキサム酸は、肌の炎症を落ち着かせながらメラニンの過剰生成を防ぐ働きを持つ成分です。
紫外線や乾燥などによる肌トラブルを防ぎ、シミやくすみを予防する目的で多くのスキンケア化粧品に配合されています。

美白有効成分として認められている理由や、類似名称のm-トラネキサム酸との違い、肌への働き、日常での取り入れ方を分かりやすくまとめています。

トラネキサム酸は厚生労働省に認められた美白有効成分

トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑えてシミの原因を防ぐ働きがあり、医薬部外品(薬用化粧品)の美白有効成分として厚生労働省に承認されています。

もともとは医療の現場で炎症や出血を抑える目的で使われていましたが、肌の赤みや刺激を抑える働きが認められ、美白ケアにも活用されるようになりました。

m-トラネキサム酸という表記を見かけることもありますが、これは資生堂が処方設計上で採用している名称で、有効成分としては同じトラネキサム酸です。
肌なじみや安定性を高める工夫がされている点だけが異なります。

トラネキサム酸とm-トラネキサム酸の違い
項目 トラネキサム酸 m-トラネキサム酸
分類 美白有効成分(医薬部外品) 資生堂独自処方の美白有効成分
主な作用 メラニン生成抑制・抗炎症作用 美白効果+肌なじみ・安定性の向上
特徴 刺激が少なく敏感肌にも使いやすい 浸透感を高めた処方設計

トラネキサム酸のスキンケアはどんな効果がある?

トラネキサム酸は、メラニンの生成指令をストップさせる働きと、肌の炎症を落ち着かせる働きの2つを持ちます。

肌が紫外線や摩擦などの刺激を受けると、「メラニンを作りなさい」という信号が出ます。トラネキサム酸はその伝達を遮断することで、メラニンの過剰生成を防ぎ、シミ・そばかす・くすみの予防に役立ちます。

また、赤み・ニキビ跡・肌荒れによる色素沈着にもアプローチし、肌全体のトーンを穏やかに整えるサポートをします。即効性というより、肌の土台を整えながら透明感を高めるタイプの成分です。

刺激が少なく保湿ケアとも組み合わせやすいため、シミ予防を始めたい人や、赤み・くすみが気になりやすい肌質の人にも取り入れやすい成分です。

トラネキサム酸の取り入れ方と注意点

スキンケアで使用するトラネキサム酸は、化粧水・美容液・クリームなどの外用タイプが中心です。朝晩のスキンケアで継続して使うことで効果を実感しやすくなります。

保湿成分(セラミド・ヒアルロン酸など)と一緒に使うと、肌のバリアを整えながら有効成分が角層へ届きやすい状態になります。

内服薬として処方されるケースもありますが、こちらは肝斑治療など医療目的が中心で、自己判断での服用はおすすめできません。スキンケア目的であれば、外用の医薬部外品を基本に考えると安心です。

トラネキサム酸の使用時に気をつけたいポイント
  • 肌が敏感なときは赤み・かゆみが出る場合がある
  • 内服は医師の管理下のみで使用する
  • 刺激を感じた場合は無理に続けない
  • 妊娠・授乳中や持病がある場合は事前に医師へ相談
自分の肌の状態を確認しながら、無理なく続けることが、美白ケアを長く続けるためのポイントです。
トラネキサム酸が美白有効成分として入っているか要チェック!

トラネキサム酸が配合されていても、医薬部外品として美白有効成分に指定されている場合にのみ美白効果が期待できます。化粧品(非薬用)に配合されているだけでは、美白効果は認められていません。

美白ケア目的で選ぶときは、薬用(医薬部外品)かどうかを必ず確認しましょう。
※美白とは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐこと

トラネキサム酸配合のスキンケア・化粧品を選ぶポイント

トラネキサム酸配合化粧品の選び方

トラネキサム酸のスキンケアはアイテム数が多く、配合成分・テクスチャー・保湿力によって使い心地にも違いがあります。美白ケアの目的が同じでも、選ぶアイテムによって肌への働き方に差が出ることがあります。

医薬部外品かどうか、保湿成分との組み合わせ、肌質に合うテクスチャーの3つを意識して選ぶと、自分の悩みに合ったケアに近づけます。

医薬部外品として信用できるものを選ぶ

トラネキサム酸を美白目的で使う場合は、医薬部外品(薬用化粧品)として承認されたアイテムを選ぶことが大切です。医薬部外品は、有効成分の濃度や安全性に関する基準を満たしており、一般的な化粧品よりも美白ケアとしての働きが期待できます。

パッケージに「有効成分:トラネキサム酸」と明記されているか、「薬用化粧品」の表記があるかを確認すると選びやすくなります。

継続して使える安心感も大切なので、成分設計や肌への負担を抑えたブランドづくりを行っているアイテムを選ぶと、毎日のケアに取り入れやすくなります。

トラネキサム酸と保湿成分の相乗効果を期待できるものを選ぶ

トラネキサム酸はシミやくすみを防ぐ働きを持っていますが、肌が乾燥していると成分がなじみにくく十分に力を発揮できないという特徴があります。

ヒアルロン酸・セラミド・アミノ酸など、うるおいを支える成分が一緒に配合されているアイテムを選ぶことで、美白ケアと保湿ケアの両方を効率良く進められます。

くすみや乾燥が気になりやすい人は、角層環境を整える処方や、トラネキサム酸+保湿成分の設計がされているものを選ぶと、肌の明るさとしっとり感の両方を実感しやすくなります。

肌質や使用感が自分にあっているものを選ぶ

トラネキサム酸は成分の特性上、乳液やクリームなど油分を含むタイプのほうが角層へ届けやすい傾向があります。乾燥しやすい肌には、密着感のあるテクスチャーやとろみのあるタイプが向いています。

一方で、ベタつきが気になる肌には、軽やかなジェルタイプやみずみずしい美容液タイプが使いやすく、日中のメイク前にも取り入れやすいです。

敏感肌・乾燥肌の人は、アルコール・香料を控えた低刺激処方を選ぶと負担を抑えられます。毎日心地よく使えることが、美白ケアを長く続けるためのポイントになります。

トラネキサム酸配合のおすすめスキンケア5選

トラネキサム酸配合の化粧品は多数あるので、選び方がわかっても結局迷いやすいです。トラネキサム酸配合で、かつ、医薬部外品・保湿もできる・肌なじみがいい、3点がそろったおすすめ商品をコスメコンシェルジュが厳選しました。

ライン使いにおすすめのトラネキサム酸配合の化粧品

シミ・そばかす・くすみに本格アプローチ
オルビスユー ドット
種類 価格 容量
本商品 3,630円(税込) 180ml(約1.5ヶ月分)
定期購入価格 3,267円(税込) 180ml(約1.5ヶ月分)

オルビスユー ドットは、化粧水・保湿液に有効成分としてトラネキサム酸を配合し、シミやそばかす、くすみにアプローチする化粧品です。

シミ予防※に加え、乾燥による年齢サインにも着目した処方で、大人の肌悩みに多角的にアプローチします。

美白ケアをしながら保湿もしっかり行えるので、シミやくすみを防ぎ、澄んだ印象の肌を目指したい方におすすめです。

美白ケアしながら肌も整えられる

dプログラムホワイトケアプログラム
使用期間 トライアルセット価格
7日間 1,320円(税込)

dプログラムのホワイトケアプログラムは美白ケアができるだけでなく、グリチルリチン酸ジカリウムが含まれているため、肌を整える効果も得られます。また、アルコール、パラベン、香料が配合されていないので、敏感肌の方でも使いやすいです。
※美白とは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐこと

単品使いにおすすめのトラネキサム酸配合の化粧品

ダブルの美白有効成分が魅力

HAKUメラノフォーカスV
容量 価格
45g 11,000円(税込)

HAKUメラノフォーカスVは、m-トラネキサム酸と4MSKという2つの美白有効成分を組み合わせた美容液です。違った角度からの美白ケアが一度にできるので効果的に美白へのアプローチが可能です。保湿成分も含まれているので美白有効成分が角層に浸透する手助けも一緒にしてくれます。
※美白とは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐこと

肌の角層のすみずみまで浸透

ハウスオブローゼリファイニングホワイトローションR
容量 価格
150ml 4,950円(税込)

ハウスオブローゼリファイニングホワイトローションは、つけると角層まで浸透し、潤いたっぷりの肌に整える効果が期待できる薬用美白ローションです。トラネキサム酸がメラニンの生成を抑えることでシミやそばかすを防ぎます。ダマスクバラ花エキスをはじめとする保湿成分も含まれているのも嬉しいポイントです。
※美白とは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐこと

ヒアルロン酸配合で保湿力もあり

肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水
容量 価格
170mL オープン価格

肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透(※角層まで)美白化粧水にはホワイトトラネキサム酸が配合されており、紫外線をあびてすぐの美白ケアに優れています。

ナノ化ヒアルロン酸やビタミンC誘導体も含まれているので、角質層までうるおいを届けることが可能です。
※美白とは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐこと

画像引用元:肌ラボ公式サイト
編集部おすすめ!
ブライトエイジリフトホワイト
使用期間 価格
1.5ヶ月 初回2,990円(税込)

編集部おすすめのトラネキサム酸入りコスメはブライトエイジリフトホワイト。

トラネキサム酸が配合されているので美白効果があるのはもちろん、コラーゲンやセラミドといった保湿成分も豊富に配合されているため、保湿力もあります。

また、スキンケアをローションモイストとパーフェクションの2ステップで完了でき、時短につながるのも嬉しいポイントです!
※美白とは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐこと

トラネキサム酸は毎日の美白ケアに向く成分

トラネキサム酸は、メラニンの過剰な生成を抑えながら炎症を落ち着かせる働きを持ち、日々のスキンケアに取り入れやすい美白有効成分です。刺激が少なく、肌のゆらぎやくすみが気になりやすい人にも続けやすい点が魅力です。

医薬部外品として配合されたアイテムを選ぶと、シミやそばかすを防ぐ働きをしっかり取り入れられます。保湿成分との組み合わせや、自分の肌質に合うテクスチャーを意識すると、透明感を育てるケアがよりスムーズに続けられます。

肌への負担を抑えながら明るい印象を目指したい人にとって、トラネキサム酸は日常の美白ケアの軸になりやすい成分です。今の肌に合うアイテムを選び、無理なく続けられるケアとして取り入れてみてください。

※ここでの「美白」とは、メラニンの生成を抑えシミ・そばかすを防ぐことを指します。

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