クレンジングは乳化でメイク落ちがアップ!やり方と効果を解説

クレンジングにおける乳化は、クレンジングの洗浄力を引き出し、すこやかな肌を作るための大切な行程なのですが、意外と乳化について知らない人が多いです。

そこで、今さら人に聞けない乳化の基礎知識から乳化のやり方まで詳しく解説します。クレンジングの乳化について学び、今までのクレンジングからワンランク上のスキンケアを始めましょう。

乳化で肌に負担をかけずにメイクを落とす仕組みを解説

クレンジングの際にしっかり乳化をすることでクレンジングはその効果を最大限に発揮し、かつ肌に大きなダメージを与えることなくメイクをしっかり落とすことができます。
まずは乳化の簡単な仕組みと、乳化が必要なクレンジングのタイプについて解説していきます。

乳化の仕組みについて

水とクレンジングの油分とメイク汚れが良く混ざりクレンジングが白く濁る現象のことを乳化と言い、乳化することでメイク汚れが水といっしょに洗い流しやすくなります。

さらにクレンジングを乳化させることで、肌への摩擦やダメージは少なくなり、メイクをしっかり落とすことができるのです。

クレンジングには界面活性剤という水分と油分を混ぜるのに必要な成分が含まれており、この界面活性剤のおかげで乳化が可能になります。

界面活性剤は肌に悪いというイメージを抱きがちですが、乳化ができるという点においてクレンジングに欠かせない成分です。

乳化したほうが良いクレンジングのタイプとは

クレンジングにはオイルタイプ、リキッドタイプ、シートタイプ、クリームタイプなど様々な種類がありますが、実はこれら全てに乳化が必要なわけではありません。

乳化が必要なクレンジング クレンジングオイル、クレンジングバーム、クレンジングクリーム、クレンジングジェル、クレンジングミルク
乳化が不要なクレンジング クレンジングウォーター、クレンジングシート

乳化が必要なクレンジングはオイルが含まれるものと覚えましょう。

クレンジング剤にオイルフリーと書いてあれば乳化の必要はありません。

クレンジングにおける乳化のやり方!

クレンジングにおける乳化は普段のクレンジング方法にちょっとしたコツを入れるだけでできるので、特別難しいことはありません。
乳化の手順や乳化できたかどうかの見極め方、上手に乳化するコツについて解説します。

クレンジングの乳化の手順

  1. Step1

    クレンジングを乾いた手に取り、メイクにクルクルと馴染ませる

  2. Step2

    手に少量の水を加え、クレンジングと水で馴染んだ手で、顔全体をやさしくマッサージするように乳化させる

  3. Step3

    最後にぬるま湯でメイクとクレンジングをよくすすぐ

乳化できたかどうかは色と感触で判断しよう

きちんと乳化できたか不安な時は、クレンジングの色が白く濁っているか感触がサラサラしているかを確認しましょう。

例えばクレンジングオイルだと、乳化前のクレンジングは透明でオイルのベタベタ感がありますが、乳化前と後では色と感触が正反対(白濁・サラサラ)へと変わるので、この変化が感じられればきちんと乳化できた証拠です。

うまく乳化できない時は加える水の量に注目!

色や感触がきちんと変化しない、水っぽいだけでメイクがきちんと落ちないという時は乳化に失敗している可能性が高いです。

乳化に失敗してしまう1番の原因は使う水の量が多すぎること。
お風呂でクレンジングをする人は多いのですが、水を加える時に、例えばシャワーから出る水を手で受け止めて使うと水の量が多すぎます。
水を入れた洗面器に手を入れ、たらたらと2~3滴の水を加えることから始めてみましょう。
足りなければまた2~3滴加える、これを繰り返して最適な水の量を見極めてみてください。

濡れた手でクレンジングを使うのも、肝心の顔につける前に乳化が始まりメイク落ちが悪くなってしまうので実はあまり良くありません。

クレンジングを使う時は、濡れた手OKの記載があってもできるだけ乾いた手で使うのがおすすめです。

クレンジングを乳化することで期待できる嬉しい効果

クレンジング時に行う乳化は、知識さえあれば誰でも簡単に行うことができ、驚くほどにたくさんの嬉しい効果が期待できます。

メイクをしっかり落とせる

メイクは基本的に油性なのでただの水では落とせませんが、クレンジング剤をきちんと乳化することで界面活性剤が働き水とメイク汚れがよく混ざります。
その状態から水で洗い流すと、メイク汚れをしっかり落とすことが可能です。

毛穴の汚れを落ちやすくする

乳化を行うと、メイクだけではなく毛穴の汚れも落ちやすくなるので、毛穴の汚れを目立たなくする効果が期待できます。
逆に乳化が適切に行われていないと、毛穴にクレンジング剤やメイク汚れが残ってしまう恐れがあります。

クレンジングの時短になる

普通にクレンジングをするよりも乳化する方が、その手間の分時間がかかるのでは?と思いがちですが、きちんと乳化ができていればクレンジング剤を水で洗い流すのが格段に速く済みます。
その意味で、クレンジングをする時間が短くなるので、界面活性剤が肌に留まる時間も短縮されることにもつながります。

肌への負担を軽減する

クレンジング剤をつけてもメイクが落ちないからと顔をゴシゴシこすると、摩擦により肌に負担がかかります。
きちんと乳化をすればクレンジングの油分とメイク汚れと水がしっかり混ざるので、こすらずともメイクを簡単に落とすことができ、肌に優しいと言えます。

乳化の効果でお肌が喜ぶ優しいクレンジングに

クレンジングの乳化はポイントさえ押さえておけば失敗することなく行えるので、早速今日から始めることが可能です。

乳化の際に気を付けるポイント
  • クレンジングを取る時は顔につける前に乳化してしまわないように乾いた手で取る
  • 乳化させるときの水は少量ずつ加える
  • 水を加えるときはシャワーから取ると水圧が強いので水を取り過ぎてしまう恐れがあるため、水をためた洗面器から取ると良い
  • 感触がヌルヌルの状態からサラサラの状態に変化してから、または色が透明から白濁に変化してから洗い流すこと

しっかり乳化させてクレンジングをすれば、いつものクレンジング剤の洗浄効果をしっかりと引き出すことができます。
化粧水や乳液にお金をかける前に、自分のクレンジング方法を見直すことから始めてみるのがおすすめです。

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